お知らせ

2025.10.28

鬼切

清和源氏嫡流の源頼光に仕える四天王筆頭として剛勇で知られた渡辺綱が、羅城門へ単身鬼退治に行き、源氏の名刀※と、その化身「鬼切」と共に闘い、鬼神茨木童子の片腕を斬り落とし武勇を天下に轟かす物語。素朴な武人気質と、刀剣に宿る武神の活躍を主題とする。典拠「平家物語」剣の巻など。

前場は、源氏の名刀を盗みに入った盗賊団を四天王が追い払い、催された酒宴の席にて綱と藤原保昌が、羅城門に鬼が住むか否かについて口論となり意地を張り合う場面を。後場は単身鬼退治に向かう綱の武勇、綱と鬼神・鬼切と鬼杖(鬼の杖の化身)の大立回りを描く。クライマックスは力強い奏楽と切組の迫力が見所。

※元の名を「髭切」と言い、渡辺綱が鬼を斬った伝説から「鬼切」と名を改められた。源氏重代の宝刀。銘 安綱(後代に國綱)。北野天満宮所蔵。重要文化財。

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